名城大学鉄道研究会

3日目(9月7日)

南国高知に立つ!

松山へと向かう伊予鉄見学のメンバーと別れた我々は、土佐電気鉄道(土佐電)の桟橋車庫を訪れました。最初に出迎えてくれ たのは懐かしさを感じさせる7形「維新号」でした。「維新号」は土佐電の創業80周年を記念して、現役当時の車両を知る人たち から意見を聞いて復元された車両です。
 前方には救助網がついており、歩行者の安全に配慮し ています。


次に見たのは200形・2000形で、どちらも土佐電が設計・製造した車両です。200形は東京都電6000形をモデルにした車両で、 冷房装置は設置されていません。一方で2000形は200形の車体を更新したもので冷房も完備されていました。外観、内装共に元200 形とは思えないほどモダンなものになっていました。

その後は、様々な外国の車両を見せて頂きました。これらは元々走っていた国ごとに特色のある作りになっていました 。外国の車両は主にイベントで用いられるそうです。


我々が職員の方から車両の説明を聞いていると、ちょうど工場 内で今は亡き名鉄美濃町線を走っていた590形の検査が行われていました。我々は特別に590形の車内に入れていただくことができ ました。名鉄に在籍していた頃と比べると、乗降扉が3箇所から2箇所に、乗降口のステップが2段から3段に、そして行き先表示が 方向幕からLEDに変わっていました。 この車両を購入した理由は主に、はりまや橋を渡る事ができる、既に冷房装置を搭載していた、輸送力の強化の3点にあるという ことでした。いくつかお話を伺った後、590形の前で集合写真を撮りました。

最後にお隣にある土佐電のバス車庫を見学して解散となりました。土佐電気鉄道の皆様、どうもお世話になりました。

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